性能の選択

自分のほしいスペックを選択しよう!
少しでも高速にゲームがしたい!
今の端末は高性能だから、バッテリー重視?ともかく安いの?
カメラとか画面とかの前に、まずは基本機能を選びましょう

スマートフォンの選択に自由を

スマートフォンが普及し多様化したように見えますが、お店に行ってもネットで見ても同じような端末ばかり。 実際にそれが売れ筋だからしょうがないのかもしれないけど「別にカメラにはそんなにこだわっていないんだよな……」「もう少し小さい画面の機種はないのかな?」という細かな欲求は叶えられず、みんな同じような端末を使うことになります。
自作PCのように自分の好きなパーツで携帯電話を作る、必要になったらカメラモジュールだけ交換する……というコンセプトでモジュラー型のスマートフォンという構想は、過去何度もありました。しかし商業的におおきな成功はなく、いつもその時の標準的な端末があふれるという状況は今まで変わりませんでした。
しかし、技術が進歩し、携帯電話の機能がほぼワンチップとなった今、全ての需要を満たす事はできませんが、でも選択の一歩を与えるシステムが完成いたしました。 それが、この MorphyCore Systemです。

MorphyCoreシステム

MorphyCoreシステムは、スマートフォンの中心的な機能を司る、Coreとユーザインタフェース部分を司るJACKETの組み合わせで携帯電話を実現するものです。SIMカードを交換するようにCoreを交換することで、あるときはスマートフォン、あるときはタブレットとして同じ電話番号・通信機能を使用することができます。
システムとしては、通信機能・ストレージなどがCoreに、カメラやタッチパネルなどがJACKETになります。CoreとJACKETの接続は専用のインタフェースとなりますが、仕様は公開されますので、我々が用意するJACKET以外のJACKETが登場する可能性もあります。理想はCore側で全ての通信が関係し、JACKETに通信機能がなければ様々な認証を受けずにJACKETが販売できました。しかしより良い通信をしたい場合はやはり外部アンテナが必要となり、JACKETも認証を受ける必要があります。これは今後のCoreモジュールの課題であり、最終的には高機能のアンテナを含め全てがCoreモジュールに内蔵されることを我々は目標としております。
※現時点でも多少機能が落ちますが、Coreモジュールのアンテナだけで通信することは可能ですので、スマートフォンのように常時完全な接続を求めないのであれば、JACKETにアンテナを内蔵しなくても通信は可能です。

Coreを選ぼう

あなたにあったCoreを選ぼう
能力重視?コスパ重視?電池の持ち重視?
あなたが希望するコアを選んで、ずっと使い続けよう!

Core

MorphyCoreはスマートフォンの基本的な機能を全て内蔵しております。
Cpu
GPU
通信モジュール(5G/4G/Wi-Fi/Bluetooth/FeliCa)
各種アンテナ
ストレージ(64/128G)

これらを42.8 mm×36.4 mm×5 mmという寸法に収めました。特にアンテナは最低限の通信ができるものとなっており、外部アンテナを使うことが前提となっております。

技術的には、これだけのものが入っておりますが、販売するCoreはストレージと通信機能、CPUの差で複数のタイプが用意されます。

CPU/GPUについて

スマートフォン用のCPUは現在8コアのものが良く見られますが、その実態は低速コアと高速コアの切り替えとなっているケースが多いです。負荷が大きくなると高速コアを起動し、通常は低速コアで動作するようになっています。
MprphyCoreは、低速用のJBMコアと、中速のHUMコマ、高速のSPMコアの組み合わせとなっております。このコア数によってCoreモジュールの性能も変わります。
Coreシステムにおいて、JBMコアは必須となります。通信の基本的な部分や各インタフェースの制御を行い、24時間戦えるコアとなっております。JBMコアは負荷を予測し他のコアを起動します。アプリケーション側からも要求されてコアを起動しますが、JBMは自身で学習し最適なコアの割り振りを行おうと努力します。これに関しては設定からJBMに任せるか、要求されたら常に全てのCPUを起動するかが選択できます。通常の使用であればJBMにまかせておいて問題はおこりません。
このJBMのおかげで複数のバリエーションがあっても、適切にCPUを動作させることができます。

現在のラインナップは以下の通りです
MorphyCore 3+4 (JBM1+HUM3+SPM4)
MorphyCore 3+2 (JBM1+HUM3+SPM2)
MorphyCore 3 (JBM1+HUM3)
MorphyCore 1 (JBM1のみ特殊用途)

MorphyCore1は特殊用途のため、基本的には3がローエンド、3+2がミドル、3+4がハイエンドモデルとなります。

通信

通信は基本性能ばっちり
ここはあまり選択する必要がありません。
全部入りですよ!

通信モジュールについて

通信モジュールは現在一般的に使われている殆どの通信を内包しております。
コストダウンを考えれば、例えばFeliCaであったり5GはOFFにしたモデルを用意するほうが安価になります。しかし我々の生産規模だとその複数モデルを用意する負担のほうが大きいため、現在は全て同一のものとなっております。
このシステムが発展していく中で、通信モジュールも複数用意できるようになれば、
MorphyCore 1/5G
のようなモデルナンバーもでてくるかもしれません。

携帯電話通信

5G/4Gのモデムを内蔵しております。
基本的に日本で使うことが前提になっているため、LTEも5Gも日本を中心としたバンドに対応しております。

5G
n77(TD 3,700)
n78(TD 3,500)
n79(TD 4,700)


LTE周波数帯
1(2,100 MHz)
2(1,900 MHz)
8(900 MHz)
11 (1.500 MHz)
18(800 MHz)
19(800 MHz)
21(1.500 Mhz)
25(1,900 MHz)
26(800 MHz)
28(700 APT)
41(TD 2,500)
42(TD 3,500)

シムフリーとして出荷するため、国内の利用であれば大きく困らない無線だと考えております。SIMカードについてはマイクロシムカードを挿入します。ESIMへの対応は今後の流れをみてそちらが主流になっていくのであれば今後の課題としていきたいと考えております。

その他無線機能

無線LAN
5Gと2.4GHz両方に対応します。アンテナはモジュール内蔵のものは1系統のみですが、外部アンテナでMIMO2x2通信することも考えて設計されており、JACKET側で規定の長さの外部アンテナを用意すれば、高速通信も可能です。
Bluetooth
Bluetooth 5.2及びLEに対応します。対応プロファイルは各種通信のもの、及びヘッドセット、マイク用のプロファイルに対応し、音楽再生時はSBC/AAC/aptX LL HD/LDACに対応します。過去Bluetoothでは色々つながらなくつらい思いをしたので、対応できるものには対応したつもりです。
FeliCa
日本国内ではやはりFeliCaは便利です。JACKETシステムの関係からSuicaの認証を受けるのは難しいかもしれませんが、現在交渉しております。モバイルPASMOには対応しております。
ただ改札でうまく通過できないと問題ですので、対応JACKETも同時に指定されますし、電車内でのJACKET交換によりトラブルになると、MorphyCore Systemが非対応となってしますかもしれないので、注意してご利用下さい。

ストレージ

ストレージは選択できます
RAMはみんないっしょですが、必要十分な容量です

ストレージ・RAM

ストレージ
現在は64Gと128Gのモデルが用意されており、Androidが現在のバージョンでは10G以上使用するため、購入時は50G/110G程度の空きとなります。
それで不十分な人のためにMicroSDを使用することができるようになっております。SIMカードと一緒に挿入することになるため、一度入れると頻繁に切り替えるというわけには行きませんしストレージエリアが分かれるのは不便だとは思いますがこのような対応となっております。
Coreモジュールの外部出力端子からストレージ用の端子も出ております。そのため、JACKETにメモリスロットを設けることも可能で、一部JACKETではそのような機能も実装されております。

ストレージの容量はCoreモジュールの商品名に一緒に記載されます。
MorphyCore 3+4 64G
MorphyCore 3+4 128G
と表現されます。

今後、Coreが進化した場合は
MorphyCore2 3+4 128G、数字ばかりでわかりにくいということであれば、MorphyCoreTwo 3+4 128Gのようなモデル名も検討しております。
RAM
その時々の標準的なRAM容量にしようと考えており、その後のOSバージョンアップ時にRAM容量で弾かれないスペックでデザインします。
現在のCoreモジュールでは、6Gで統一しております。
Coreモジュール世代毎で統一される予定なので、商品名にRAM容量は記載しません。
(MorphyCore 3+4 64G/6G とはなりません)